留学経験のないサラリーマンでも、日英同時字幕で英語のリスニングを勉強するとかなり聴けるようになる
英語の必要性は語るまでもないだろう。
21世紀も20年近くが経とうとしている。グローバル化と言われて久しい。私が大学に入った2003年頃は自分がそういう学部にいたのもあるが、グローバル化がやたら叫ばれている頃だった。
しかし今はどうだろう。グローバリゼーションが進展した一方、各国は保護主義的な政策を取ったり、自国優先主義、ナショナリズムなどであのころよりも退化したようにも思える。
インターネットを見ていると、日本語で日本人に日本の素晴らしさを語っている人を良く見かけるけれども、なんかその虚しさというものを感じてしまう。だって日本語読むの日本人じゃん。
私が大学に入った頃から数十年、英語を勉強する環境はかなり進歩した。ここまで進歩して英語が上達しないのははっきりいって個人の努力不足ではないか、と思うぐらいまで英語学習環境は充実した。
自国の素晴らしさについて、自国の言葉で自国民に向かって発信していても虚しい。我カンボジア人がクメール語でカンボジアの素晴らしさを語っていたとしても、絶対我々の耳には入ってこない。
言いたいことがあるのなら、国際語である英語を覚えて、英語で発信した方が良い。
私の英語の実力について書こう。
私の英語力は大したことがない。私は一般にはそこそこの大学に入った。私の大学入学時のTOEICは確かColledge TOEICで540点。そこから4年経って、会社に入ったときが確か640点。
一浪していたしお金もなかったので、留学という選択肢も取らなかった。
今思えば大学時代はそういうことをやりやすいのだから、思い切ってバイト等をしてチャレンジしてみればよかった。まあ、何事もそういうことなのだろうが。
これではいけない、と思い、会社に入って数年してから英会話のAEONに通い始めた。まあ、英語を勉強するというよりも、どちらかと言えば女性との出会いとかそういう不順な動機であったが。
そこからTOEIC対策をして、1-2年で900取れる域となり、会社でアピールして海外営業部門に移った。
5年ほど前にTOEIC960を取ってから、TOEICは受けていない。
日本人にとってネックなのは何といってもリスニングだ
もちろんスピーキングやリーディングもネックなのだが、とにかくまず相手が言っていることがわからないことには何も始まらない。
よく旅行会話本とか見かけるが、話せたとしても結局相手が何を言っているかがわからなければあまり意味がないように感じる。
まあ、レストランだったら世界各国だいたい食事して最後にお会計、とやることの相場は決まっているので、「お会計お願いします」だとか「フォークを持ってきてください」を丸暗記することで事足るのかも知れないが、コンテキストが定まっていない場面だと厳しい。
あと表現自体も中学英語~受験英語で習わないような日常表現も多いように思う。
"Have a nice weekend."
"You too"
Have a nice weekend.は中学で習ったが、You too.って習った記憶がない。スラングなのだろうか?いや、そうではない。かなりどこでも耳にするし一般的な表現だ。
また、Awesomeもめちゃくちゃ使われる単語だけど、これもスラングだからか学校で習った記憶がない。
表現自体が違うのもあるし、音と音が繋がったり脱落したり、そもそもほとんど発音していなかったりで、かなりのトレーニングをしないとダメだ。
これは、日本人向けの英語テキストを勉強するのでは不十分だ。ほとんどの日本人向けの英語のテキストは、日本人向けにわかりやすく発音している。TOEICもそうで、あんな発音をする人はいない。
ナチュラルスピードの英語に慣れる必要がある。
ナチュラルスピードの英語に慣れるには、日英同時字幕で勉強が最も良い。
ナチュラルスピードの英語に慣れるには、本物の英語を聞くのが最も良い。映画やドラマはスラングのような表現も多くあり、本当は題材にはよくないのかも知れないが、楽しみながら学習するというのにはちょうど良い。
大人の英語の勉強は、英語を勉強するのではなくて、情報摂取やエンタメを英語で行うという発想が必要なのだ。
私の場合は、Huluに入っているのだが、Google chromeの拡張機能で日英を同時に出せるようになる。
ああ、英語学習もここまで来たのかという感じだ。
私が今はまっているのは、『フレンズ』だ。
私は今、『フレンズ』にはまっている。有名なドラマで、20年近く前に流行ったドラマであるが、今見ても色褪せない。笑える。私は毎日1話ずつ見ている。
土日に時間があるときは映画も楽しんでいる。