受験の延長線上の人生を生きなくったっていいんだ
ようやく入国後の隔離が今日終わる。といっても、この国はロックダウン中なので外に行くことは原則出来ない。難儀な世の中になったものだ。
昨日、立て続けに見たYouTube動画に心を揺すぶられる。
【オリに人生賭ける男】院卒から就職した超大手企業を辞めました - YouTube
グッドバイブスなぶっちゃけ相談 第153話「10年前にメンタルをやられて降格しました。このままでは負け組と思う反面、再び管理職を目指す自信もありません」 - YouTube
前者はオリックスバファローズを応援しているB-モレルさんの動画。
私の贔屓のプロ野球チームの応援を発信している方で、その熱狂っぷりが面白いので視聴している。
聞くと、新卒で入った大企業を辞めてオリックスの応援を中心にしていくという。
後者はグッドバイブスなぶっちゃけ相談というYouTubeチャンネル。
グッドバイブス、というなんだろう、人生哲学?生きるための処方箋?心構え?を提唱されている倉園さんという方と、ライフハック心理学という分野でビジネス書を書かれている佐々木さんの本。
私はタスクシュートという時間管理を行なっていて、佐々木さんを知り、佐々木さん経由でグッドバイブスを知った。
この動画では、10年前に顧客からのハラスメントによりメンタルがやられ、降格した男性からの相談に回答している。
いや、そうなのだ。人生何をやったっていいんだ。〜歳に相応しいキャリアとか仕事、とか別にないんだ。
いやそのはずなんだ。
大学入試の時は偏差値に踊らされ、就職の時は当時2ちゃんねるで流行っていた就職偏差値(就活の難易度や企業規模、ステータスなどを2ちゃんねらーの視点で作り上げられたもの)に踊らされた。そして私の場合は結婚も婚活?の上、結婚適齢期である30歳前後に、合コンで知り合った女性と結婚するという、ある意味で受験システム、就活システム的な人生を送ってきた。
そして幸いにも二人の子どもに恵まれた。
正直なところ、まだ受験の延長線上に生きているのだ。
係長試験の時は、いわゆる遅れなしで係長になった。
次は課長で、遅れなしであればこの10月に昇進することになっているが、まだ上司から連絡はなく、日々怯えている。
ずっと大学受験の時の、合格出来るかな、という気持ちとか、人から遅れないかな、とかそういうことばかり考えてきた人生なのだ。
悪い人生ではないかもしれない。一応大企業で、日々のお金のやりくりに全く悩むことはない。給料日を忘れるぐらいだ。家族はみんな健康だ。
人生、何したって良いのだ。YouTuberとか一昔前はブログ飯だとか、そういう人を見るにつけそういうふうに感化されてきた。
だけど決心は未だに出来ていない。
いや何も無理にそちら側の人生を歩むこともない。こちらだって十分幸せだ。
でもこんなことを一生考えながら生きるのだろうか。
私もいずれ課長になり、もしかしたら部長になるかも知れない。
まあ、それで人生幸せだと思うけど、別にそれだけが人生じゃない。何したっていい。
そう思うけど、やっぱりどうしても受験の延長戦上の人生から抜けられないのだ。
人生に方程式はない。一度きりの人生、何やったっていい。いや、頭ではわかるのだ。
これの繰り返し。